研究室概要

「熱エネルギーの回収・利用により,地球環境に優しい社会の実現を目指したい!」

 現在,エネルギーの過剰消費や環境への大量の排熱放出を継続しており,環境負荷は増大
の一途である.環境問題のキーワードとして,省エネルギー化があり,一般にも広く浸透し,
その具体化に対する世論も高まっている.

 本研究室では,広義の環境問題,狭義のエネルギー問題に強く関心を抱き,その解決に取
り組んできた.エネルギーの有効利用の観点から,エネルギーを常温まで使い切ることを考
え,今後も当研究室の基軸としたい.大概として,熱エネルギーを高温のものから低温のも
のへと用途に応じ,段階的に活用することで,最終的に常温付近まで使い切り,環境へ放出
することである.この目標に向かい,これまでも様々なアプローチをしてきたが,まだまだ
進展させるべき課題は山積しており,喫緊の課題であることは間違いない.

 これらの具体策には,大きく二つのことが挙げられる.一つ目に,常温に近い熱の回収と
利用の技術開発である.二つ目に,小温度差の伝熱技術の開発である.これらの解決策は,
種々の排熱の回収と未利用エネルギーの利用にある.詳細には,電場や太陽エネルギーの活
用により,熱・物質移動の促進を行うことで,上記目標の達成を可能にすると考える.

 これらの実現により,エネルギーの有効的な活用と環境負荷低減の両者を達成したい.

研究内容

熱・物質移動の基礎および応用

電場の利用および応用

熱物性値の測定