過酸化物分解法による正方晶BaTiO3ナノ粒子の合成
アメリカ化学会（ACS）のChemitry of Materialsに掲載されましたので、詳しくはそちらをお読みください。
"Nano-Sized Tetragonal BaTiO3 Powders Synthesized by a New Peroxo-Precursor Decomposition Method." Isao Tsuyumoto, Mitsuru Kobayashi, Tomohide Are, Noya Yamazaki, Chem. Mater., 2010, 22 [9], 3015-3020.
新しい合成経路で従来よりも低温の600℃で、粒径14.7nmのBaTiO3を合成することに成功（下写真）。ナノ粒子化すると立方晶になってしまい誘電特性が劣化することが多いが、本法では正方晶を保っていた（c/a=1.0037-1.0090）。
