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工具の研究・開発
 機械加工用の工具は,常に新しい製品が開発され,その技術の進化はめまぐるしいものがあります. 被削材に対する工具材料の選定,切削条件の最適化など,加工能率を向上させる研究が進められています.

環境調和型加工法の研究
 環境問題に対する規定が厳しくなった今日,切削加工においても環境を考慮した技術が求められるようになりました. 切削加工時に用いるクーラント(切削油剤)については,その使用量を抑えるもしくは使用しない技術が注目されています.

高速・高精度加工技術の開発
 近年は生産費の削減の点から加工時間の短縮や部品の共通化による 生産性の向上,製品コストの削減に向けての努力が行われています. 加工時間の短縮においては高速化が必要であり,高速化による形状・面精度の向上や難削材に対しての 被削性向上などの新たな優位性が発掘されています. より高速に,より高精度に加工する技術が求められています.

医療用部品の加工に関する研究
 近年,医学と工学の分野はますます密接に関わりを持つようになり, 最新の技術が現代医療を支えていると言っても過言ではありません. この医工連携の一端として,インプラント等,医療用部品の加工があります. 生体適合性を考慮した材料は,工業用のものとは異なる特性を示すことが多く,その加工に関する研究が進められています.

池の平研修
 核心的な仕事をするには,粘り強い努力が必要であります. 自然に触れ,さまざまな角度から物事を観察し,物事の本質を見極める感性を養うことは非常に重要と言えます. 先入観を排除し研究活動できるように精神的意識を高めることを目標としています. 研修中は,池の平セミナーハウスでの集団生活,自然散策,陶芸体験などを通じて学習し, 技術者として必要とされる精神意識・感性の向上を目的に活動します.

学生に対する安全教育
 安全とは「安らかで危険のないこと」を意味します.
 実験を行う場合には,化学物質を用いたり,重いもの,高回転,高温などを取り扱うことが多く,常に危険が伴います. 大きな事故が発生した場合,一番後悔をするのは怪我をした学生本人です.自分の身を守るためにも安全教育をしっかりと受け, 慎重に行動することが重要です.事故はいつでも誰にでも襲いかかります.
 特に工学設計Vの研究活動では,大型の工作機械を用いることも多く,安全に対する意識を高く維持する必要があります. また,作業者だけでなく作業環境の安全管理・整理整頓を常に心がけることで,事故を未然に防ぐことができます.

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