研究者:井上穂高
生産現場では多品種変量生産に対応した産業用ロボットが求められているが,
扱う部品の種類が多く一台のロボットでは対応することが難しい.
本研究では,先行研究である多種の品物に応じた把持と運搬が可能なロボットハンド装置を改良し,
左右移動機構を取り付け,左右移動時の滑り発生及び滑り検知の有無を確認し評価を行った.
研究者:五十嵐駿人 , 小曽根史人
既存の製品はチャンネル数が多く処理が遅い. また手の動作を再現しきれていない.
さらに個人によって筋電位が違うため調整しなければいけない.
本研究では3チャンネルの情報から把持・掌背屈動作と回内外動作を識別し,
動作させることができる筋電義手の製作と制御を行った.
研究者:遠山純一, 万代大輔
トイレでの起立補助は,介助者が入るスペースがないことが多く,介助が難しい.
既存の補助装置は持ち上げる距離が短く,十分に補助できない.
本研究では既存の装置よりも長い距離を持ち上げることで下肢の筋力が弱い人でも立ち
上がりが容易になる立ち上がり補助装置を製作し,その性能を評価した.
研究者:寺田夕貴
既存の片半身麻痺患者用の車いすにはレバー式の片手で駆動を制御するものがある.
しかし傾斜面において,車いすを制御することは使用者にとって負担が大きい.
また,進路の前方に障害物がある場合,何らかの方法でそれを回避する操作が必要になる.
本研究では,煩雑な操作を避け前述の操作性の問題を解消するような車いすの開発を行った.
研究者: 田中幹人, 山脇公
生活環境に応じたロボットの活躍は幅広い分野で注目されており,様々なニーズが存在する.
その中で医療介護の分野に着目し,病院内で使われる大型搬送カートを移動させる際の負担を軽減させるため,
搬送カートに取り付け可能な駆動ユニットの開発を行った.
研究者:坂野優樹
胃瘻造設患者に栄養剤を投与する方法として,一定圧に加圧したバッグで栄養剤を押し出す方法があり,
胃瘻造設患者の多くはこの方法で栄養剤を投与されている.この加圧バッグ(手動式圧注入調節装置)は,
装置保護と過剰な速度での圧入を避けるため送気球以外での加圧(電動ポンプ,院内配管等の使用)は禁止されている.
そのため,看護師一人で数十人に対して一日三回の食事毎に加圧作業をしなければならず,大きな負担になっている.
そこで本研究では,看護師に代わり送気球を使用し,自動的に加圧バッグを一定圧まで加圧することの出来る送気装置の開発と評価を行った.
研究者:佐藤清志
生活環境に応じたロボットの活躍は幅広い分野で注目されており,様々なニーズが存在する.
その中で医療介護の分野に着目し,病院内で使われる小型搬送カートを移動させる際の負担を軽減させるため,
搬送カートに取り付け可能な駆動ユニットの開発を行った.
研究者:前田耕志
介助を必要とする人の中には,上肢筋力が体幹に近い側から徐々に低下する障害を抱えた場合がある.
このような人が食事などをする場合,腕を持ち上げる力が十分に無いため,
机の縁に肘をついた状態で食事したり,利き手を反対の手で補高したりする代償動作が必要となる.
しかし,代償動作を伴う場合,対象部位の筋活動量が低下し,筋力は衰えてしまう.
本研究ではリハビリテーションを兼ねる上肢動作支援機器の開発と評価を行った.
研究者:下山貴生
研究者:煎塚雄太, 小山陽平
研究者:飯田知佳