研究室方針
教育
本研究室では、学生自らのやる気で、工学設計(課題の明確化、検討フローの構築、結果の評価等の過程)に取り組む環境を整備しております。
具体的な研究室方針
工学設計Ⅲを通じて、卒業後に必ず役立つ経験をし、金沢工業大学で学んだことに自信と誇りを持てるようになって欲しい。このためには、
- ①環境・文化・自然を考慮し、人としての倫理観を有すること、
- ②自分で問題を発見し、それを解決する能力を有すること、
- ③様々な立場の人と適切なコミュニケーションをとれること、
が必要であると思う。
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①については、人間の生活とは、環境・文化・自然に基づき営まれるものであって、人間のエゴイズム(利己主義)がそれらを超越することはできないことを悟って欲しい。
すなわち、時と場所に応じて、環境・文化・自然と共生した社会基盤の建設・維持管理を行える工学者になって欲しい。
②については、まずは実験・調査・解析を通して得られた結果を、誤魔化さずにかつ冷静に判断できるようになって欲しい。その上で、得られた結果の原因を追求する(考察する)ため、これまで取得した知見から総合的に判断し、自身で解決しようと努力して欲しい。
ただし、ひとりで解決できる範囲には限界があることを認識し、友人・知人とともに協力して解決する姿勢を身に付けることが大事であると思う。大学(大学院)で学び、そして卒業(修了)することの最大の遺産は、友人、先輩、後輩ならびに先生と知り合えることであると思う。この遺産を大切にし、将来においても役立て欲しい。
③については、これから社会で生きていくために欠かせない、他人との意思疎通能力(お互いの立場を知り、相手の考えていることを理解すること。その上で、自分の考えを述べること。)
を向上して欲しい。 研究室に配属すると、これまで同級生との間で満足していた横の繋がりの関係だけではなくなる。例えば、学外の様々な技術と経験を踏まえた社会人等に会う機会には縦の繋がりも感じることがあると思う。そのような方々と話し合う経験を活かして、コミュニケーション能力を伸ばして欲しい。
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以上、真面目な話を記しましたが、このようなことを気持ちよくかつ充実して行いましょう。
そのために、兄弟のように信頼し合える関係を作りましょう。お互いを熟知するまでには長い時間を要するが、まずは一言。
主な内規
- ・毎月(授業期間)、ゼミを行う。これには全員参加し、プロジェクトデザインⅢおよび修士研究の進捗状況を発表・ディスカッションする。
- ・安全管理代行者、安全リーダおよび衛生リーダを、学生内で選出し、研究室活動の安全な運用を司る。
勝負に勝つための3要素
- ・営業
- ・技術
- ・ブランド
具体的には・・・ブランド、日々の切磋琢磨、多くの人との出会い、自分を信じて積極的に切り開く。
研究室の行動目標
卒業後にできる土木技術者の育成と、生涯的サポート
在学生のキーワード
- ・楽(らく)ではないが、楽(たの)しい研究室
- ・Give and Take
- ・努力
- ・計画
- ・計画(=挑戦)と実践(=実行)
卒業生のキーワード
- ・ほうれんそう(報告、連絡、相談)
- ・たらちね(いつでも帰って来れる環境)
遅咲きの頑張り屋物語