機械工学は身の回りの生活や社会システム、高度な科学技術までを対象としていることが特徴的です。本学工学部にはロボットや航空などを対象にした学科もありますが、機械工学はものづくりの基礎から応用にまで関わる分野です。
機械をどう作るか、もっと効率よくするのはどうしたらいいか、どんな素材をつかったらいいか、その素材の特性はなにか、どうやって加工するか、その素材を加工する機械はどんなものがいいか、など多岐にわたります。
機械は生活に欠かせないものから工場や社会システム、そして医工学といった生命に関わるものなど様々です。
「機械をつくる」「性能を向上させる」「素材をつくる」「加工をする」といったことなどを目的に機械工学は
機械力学、材料力学、熱力学、流体力学
の4つの力学が基本となっています。
エンジニアは製図から設計、加工を理解していることが必要となるため、理論から実技まで身につけた人材が様々な産業で必要とされています。
例えば、自動車を考えてみましょう。
自動車にはボティ、エンジン、組み立て、燃料など多くの専門分野が関わります。最近ではエコや省エネなどの環境を意識した取り組みや、製造工程をいかに効率的にするかなどが求められています。
日々進歩する生産現場で求められるのは、新しい機械の開発や設計を任せられる技術者であり、そのような技術者は機械工学の基礎知識を持ち、応用展開が可能なのです。