出典:http://www.satnavi.jaxa.jp/project/ets8/
現在、人工衛星に搭載されているパラボラアンテナの多くは、地上で格納された状態のものがロケットに搭載され、宇宙空間で傘のように鏡面を展開するという複雑な展開構造をしています。
私達が研究しているリフレクトアレーアンテナとは、鏡面が平面になっている反射鏡アンテナのことを言います。平面という単純な構造であるため、人工衛星に搭載した場合、宇宙空間における展開が容易であることがいえます。このことから展開の信頼性が高く、また安価に制作が可能であります。
リフレクトアレーアンテナの主な特徴として、鏡面上にある模様(リング、線など)や配列等を変化させることで、任意のビーム形状に成形したり、ビーム方向を変化させたりすることが可能です。
ペンシルビーム 成形ビーム
成形ビーム用リフレクトアレーアンテナ
また、現在では既存のリング素子に加え、2偏波共用素子や円偏波に対応する新素子の開発にも取り組んでいます。
2偏波共用リフレクトアレーアンテナ(線素子)
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