概要・紹介

■基本情報

教員居室

68-215

演習室

68-214

実験室

68-303

連絡先(e-mail)

tanakay(あっと)neptune.kanazawa-it.ac.jp[メールを送られる場合(あっと)@に直してください]


■担当教員に関する情報

教員紹介(金沢工業大学の教員録)

研究業績金沢工業大学 研究者情報


■田中研でやっていること

「記憶・学習」「思考」「創造性」


ものごとをおぼえて、知識を身につけたり、よく考えて結論を出したり、今までになかったアイディアを出したり、新たな作品を生み出したり...私たちが日ごろ行うこうした心のはたらきは「記憶・学習」「思考」「創造性」などと呼ばれています。 田中研究室ではこれらに関連するさまざまな現象について、認知心理学・認知科学の観点から研究しています。

認知心理学や認知科学は、人間の行う知的な活動を幅広く研究する学問領域です。 人間の行う知的な活動は、ものを見たり聴いたりする働き(感覚・知覚)から、記憶、思考に至るまで、さまざまなレベルがありますが、その中でも特に「高次認知過程」と呼ばれるはたらき(記憶、学習、思考、創造性など)を扱っています。

現在のところ、こうした心のはたらきについて、脳レベル・生理レベルでよりも、日常的に観察できるような「行動」レベルで現象を説明する、というアプローチで、実験・調査・観察などの実証的な手法を用いて研究を行っています。


■指導方針<主に学部生向け>

田中から研究テーマを与える、というよりは、田中のフォローできる範囲で、自分自身にとってホットな(ツボにはまる)テーマを探してもらい、それについて研究するのをサポートする、という指導方針を心がけています。
基本的に研究は面白いものであるべきと考えていますので、その意味では研究活動のコントローラーというよりは、盛り上げ役になれればと思っています。

具体的な活動としては、週1回程度のペースでゼミを行っています。交代で発表をして、全員で意見やアイディアを出して話し合っています。ゼミの様子を傍らで見ていると、世間話をしているようにしか見えないかもしれませんが(^^;)、実は高度なことをやっています(そのはず...)

もともと科学というのは、ともに研究を行うもの同士が、互いに率直に意見を交わし、ときにツッコミを入れたり、批判しあったりしながら発展してきたものですから、自分の考えたことを気軽に言い合える雰囲気を大事にしたいと考えています。

ゼミでの討論に力を入れる理由は、自分で集めた資料や情報を批判的に検討して、オリジナルなアイディアを考え出すことができるようになって欲しいから、でもあります。私たちの身の回りには色々な情報があふれていますが、案外そういうものを鵜呑みにしていることが多いものです。自分で情報を集めてそれを批判的に捉える力は、研究だけでなく、社会に出てからも絶対必要です。与えられた仕事を気合でこなすことができても、本当にクリエイティヴな仕事をするためには、批判的に情報をとらえ、自分なりに情報を整理し再構築してゆくことができなければなりません。

もちろんゼミだけでは研究は進みませんから、自主的に活動を進めてもらい、教員としてサポートしてゆきます。