3D-CADを用いた工作機械の直接操作

 現在、複雑な形状を一つの機械で工作することができる多軸型の複合加工機が普及しています。機械加工においては加工精度の向上が重要であり、加工精度を高めるには、工作機械の精度だけでなく、加工プログラムの精度の向上が必要です。従来の設計手順ではCADで製品を3Dで作成し、CAMソフトで加工プログラムを生成します。しかし、この加工プログラムを生成時に変換誤差や計算誤差が生じてしまう場合があります。

 本研究ではこれらの誤差をなくすべく、3D-CADと工作機械を直接接続し、加工誤差の詳細な数値を算出し、加工精度を向上させる制御を実現させることを目的とします。

3D-CADと工作機械を直接操作