本研究では工作機械を制御する技術と、評価するための測定技術を中心に、100万分の1ミリメートル(ナノメートル)オーダーでの動作を可能とし、世界にアピールできるような新しい工作機械の開発に取り組んでいます。
超精密位置決め技術と構造解析技術を融合して、機械の振動や熱変形に対して、これらを制御により安定させることを目的に、様々な構造の提案、位置決め機構の提案、制御手法の提案を行っています。
現在の生産現場において製品の多くはNC工作機械によって加工されていますが、現在のCAD/CAMシステムにより加工経路を算出し加工するまでには、ノウハウの修得の難しさやNCデータの受け渡しによる経路誤差発生などのさまざまな問題があります。
また、生産現場における省エネ化を果たすためには、機械の運転に要する消費エネルギーを考慮し、加工経路を工夫する必要があります。本研究テーマでは、これまでにない新たなCAD/CAMシステムと機能の提案・開発を行っています。