Home Lab Member Blog(Lab only)
Hamburger Catering
Table Setting Table Setting

過酸化水素適用型エアロスパイクノズルの外部加熱による推力向上に関する研究


Tradition since 2022
棟長 光太朗

Keywordエアロスパイクノズル、過酸化水素、外部加熱、シュリーレン

エアロスパイクノズルというノズル先端形状やノズル出口流が外部圧力で自然に最適な形状になるというノズルがあります。このノズルは大気中であれば高度のよらず常に高性能を発揮し続けることが可能です。しかし、このノズルは形状が複雑であり耐熱性に大きな問題があります。耐熱性に難があるため既存の高推力推進剤の使用が難しくノズル本来の性能を十分に生かすことができない状態にあります。そこで、私の研究ではこの問題を解決しエアロスパイクノズルの性能を活かすために、推進剤に最大温度が低く推進性能が小さい過酸化水素を用いることで耐熱性の問題を回避し、外部からノズル流れを加熱することで推力を向上させ過酸化水素の短所を打ち消しエアロスパイクノズルの長所のみを活用することを考えました。