開催日時:金沢会場 2016年3月7日 9:30〜14:30
開催場所:金沢工業大学扇ヶ丘キャンパス12号館401室イノベーションホール
(石川県野々市市扇ヶ丘7-1)
現在,コンクリート工学分野では,機構解明や診断等の多くの場面で電気化学的理論に基づく計測が適用されています。
しかし,コンクリート工学特有の現象を反映した計測結果に対しては,未だ十分な理論的解釈が与えられているとは言い
難く,信頼性の高い計測の実施には,材料や配(調)合の影響,コンクリートの時間依存性の影響,時々刻々と変化する
外部環境の影響などの多くの要因を適切に解釈し,計測結果を分析することが極めて重要であると考えられます。
平成25〜26 年度の2 年間にわたり,「物理化学的解釈に基づく電気化学的計測手法の体系化に関する研究委員会(委員
長:山口明伸 鹿児島大学)」では,コンクリート工学分野で適用可能な電気化学的計測手法および電気化学的防食工法
を対象に,コンクリートの性能/物性評価,鋼材腐食の評価,および防食効果の評価を体系的に整理するとともに,信頼
性の高い測定の実施とその解釈方法に関するノウハウをとりまとめるべく,これらの評価に必要となる電気化学理論およ
び物理化学理論との関係性の整理を行ってまいりました。
本研究委員会では,本年9 月に東京にて標記のシンポジウムを開催いたしましたが,このたび金沢においても委員会活
動の成果を公開することになりました。関係各位お誘いのうえ,ふるってご参加くださいますよう,よろしくお願いいた
します。