金沢城石垣安定解析
  

写真1/城壁

 

  平成13年9月8日から11月11日までの65日間で第18回全国都市緑化いしかわフェアが行われる。緑化フェアは、国や県が緑豊かな街づくりを進めるために昭和58年から毎年、全国各地で開催されている。 今年は、金沢城址公園がメイン会場ということで堀や菱櫓、五十間長屋、続櫓といった歴史的建造物を復元、城郭という歴史的な場所で人と緑との関わりの過去・現在・未来を表現しようと考えている。 しかし、現在復元する菱櫓等が明治初期に焼失して以来、樹木や雨水によって石垣に孕みや弛みが生じている。石垣が崩壊すると、甚大な被害をもたらすため、事故を未然に防ぐため石垣崩壊のメカニズムや安全性の評価、崩壊に対する予知法といったものの確立が急務である。 そこで本研究では、金沢城石垣が現在安定しているかどうか、底面摩擦実験を行い石垣の崩壊予測、被害範囲を割り出し、実験を基にした様々な石垣の崩壊、被害範囲をコンピュータを利用して解析する事を本研究の目的とする。






写真2/城壁










研究内容 − 実験を基にした様々な石垣の崩壊、被害範囲をコンピュータを利用して解析する。