害虫

 私たち害虫班では、中部以南で大発生し果樹園に多大な被害を及ぼすカメムシ類のチャバネアオカメムシトゲシラホシカメムシと夜蛾類に属するオオタバコガハスモンヨトウなどを主な研究対象にして研究を行っています。
チャバネアオカメムシ
異翅亜目カメムシ科
分布:日本全国
体長:10〜12mm
特徴:ミカン、ナシ、ブドウ、カキ等の果実を吸汁し被害を与える。


トゲシラホシカメムシ
半翅目カメムシ科
分布:本州、四国、九州
体長:5〜7mm
特徴:行動の仕方は歩行型で水田に侵入して稲穂に口針を挿入し、汁液を吸い取る。加害時期が遅くなると吸汁痕が玄米に残り、斑点米となる。
ハスモンヨトウ
鱗翅目ヤガ科
分布:関東南部、北陸
体長:15〜20mm
特徴:幼虫は雑食性でサトイモ、ナス、ピーマン、トマト、キャベツ、ハクサイ、アスパラガス、ハス、ダイに大きな被害を出す。殺虫剤の効きが悪い。