MRI班


MRIとは?
磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging)とは核磁気共鳴(Nuclear Magnetic Resonance)を基礎とした撮像技術です。
簡単にいうと、磁場を用いて物体の断層撮影を行うものです。医療関係ではCTと並び結構有名な計測方法ですから、皆さんも耳にしたことはあると思います。


MRIの特徴
・内蔵を鮮明にかつ、高コントラストな断面画像が得られる。
・CTは脊椎や頭蓋骨、骨盤など骨に阻まれた部位は
撮影できないがMRIには制限がない。
・CTやX線、レントゲンと異なり放射線を用いないので
人体に悪影響がない(被曝しない)


研究目的
・安価で小型のMRI装置の開発と画像の高画質化
一般的に市販されている信号検出装置の磁場強度は1T〜7T以上と強磁場であり、重量は数百s〜1d以上ととても重いですが私達の研究室では磁場強度が52mT、重量は約170sの装置と磁場強度が0.15T、重量は約1.7dととても小型な装置を開発しています。

52mTの実験装置

・非破壊による果物などの成分分析
一般的な核磁気共鳴を用いた成分分析では、果実類をそのままサンプルとして使用できませんので、果実類を破壊して果汁を抽出し測定します。そのため、一度成分分析を行った果実類を出荷することはできません。なので、私達は52 mTの装置を用いて果物などの成分を非破壊で測定しようとしています。

レモンの断層写真


平間研究室
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